<新年ご挨拶>

新年明けましておめでとうございます。

 2021年は、年初から新型コロナウイルスが感染拡大、首都圏の「緊急事態宣言」で始まり、6月末には「デルタ株」が全国に拡大、病床不足、死者の増加と正に異常事態になりました。ワクチン接種が進むにつれ、年末には新規感染者は大きく減少しましたが、変異型の「オミクロン株」の不安を抱えたまま新年を迎えています。                
「3回目のワクチン接種が始まれば安心だ」という声もありますが、本年は「更なる感染対策の強化を行い、経済の回復に取り組む」という一年になりそうです。

 日本酒業界は、経験したことの無い環境の中、苦悩の一年となり、かつてない大きな売上減少となりました。舞姫蔵におきましても厳しい環境ではありますが、公式オンラインショップ開設他、ウィズコロナにおける新しい消費スタイルに対応すべく変化した結果、何とか暮れはプラスでの着地で年を越すことが出来ました。地元、上諏訪温泉も少しずつ活気が出てきており、五蔵巡りのお客様も徐々に増えております。まだまだ楽観はできませんが、薄明かりを感じて新年を迎えることが出来ました。

 舞姫蔵は、品質向上と合理化のため「パストライザー」を新規導入、「自動タックラベラー」「プレートヒーター」は入れ替えを致しました。合わせて「瓶詰めライン」と「貯蔵体制」を見直すことにより、安全対策・酒質管理、環境対策を強化し「HACCP(ハサップ食品衛生管理)」、「SDGS」に取り組んで参ります。                                         「全国新酒鑑評会」は金賞を逸しましたが、年末には「関東信越国税局酒類鑑評会」に於いて二年連続の優秀賞受賞という栄誉をうけることができ、2022年への飛躍に つなげたいと思っております。

 本年の干支は、壬寅(みずのえとら) 本質的な実力を養いながら、何事も好奇心をもって前向きにすすめば、華々しい成果が期待できる年のようです。2022年の酒造りは、3月末まで続きますが、本年も真摯に「お客様満足の酒造りに取り組もう」とともに、「新しい発想」で、「新しい飲み手」を増やすことこそが日本酒業界にとって必要不可欠、寅年らしく、社員一同果敢に寅(トライ)していく一年にしていきます。
末筆ながら皆々様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、新年ご挨拶とさせて頂きます。

2022年1月元旦

株式会社 舞姫 代表取締役 西仲鎌司
社員一同