■蔵人日誌4月1日号

第5回目は舞姫蔵(諏訪)より杜氏磯崎が担当します。
よろしくお願い致します。
 4月、信州にも長かった冬が明けいつもより早く春が訪れてきました。
最後の仕込は、プリンセスタイムSSで終わり、蔵の中は、上槽と、新設した大型冷蔵庫への1800ml瓶による貯蔵、同時に仕込みの片づけ、整理整頓、また来季に向けたHACCP(ハサップ)による衛生管理を重要な仕事として取り組んでいます。

 3月30日に全国新酒鑑評会の出品酒を提出し、約1か月後の結果発表を待ちます。
今年は、新蔵人も加わり、昨年より手ごたえを感じていますが、どうなりますか?
新酒鑑評会の他、長野県清酒品評会、関東信越局酒類鑑評会の三冠を目指すための努力。
「努力は嘘をつかない」胃の痛い日が続きます。

 諏訪の高島城公園では3月29日に開花宣言となりました。
昨年に比べるとなんと14日も早い開花です。ここ一週間は気温が高く、20度になる日もあり、桜もびっくりして咲いてしまったようです。
コロナ禍のため、花見の会は全て中止、観光客の方も、チラリホラリ、仕方ないとはいえ、桜も寂しがっていることでしょう。

4月2日は「東京オリンピック2020の聖火リレー」が諏訪湖畔を走ります。
各地で、沿道での応援が問題になっていますし、我々も密を避けるため、沿道に出ての応援は出来ません。蔵から声援を上げ、無事にオリンピックが終わることを祈りたいと思います。

 〈杜氏・磯崎〉