舞姫message(56) <西日本豪雨に思う。><舞姫が参加する8月の...>

<西日本豪雨に思う。>
 昭和39年6月16日、マグニチュード7.5、新潟県と山形県を中心に死者26人、全壊家屋8600棟、浸水家屋1万6000棟などの大きな被害が発生した新潟地震。

………昼の休み時間が終わった13時1分、突然 周りが、ガタガタと揺れ、立っていられなくなり、しゃがみ込んでしまいました。グランドの中央部分から水が噴きあがり、信濃川沿いの校舎が傾いていくのが解ります。倒れたら、大変な惨事になるところでしたが、最悪の事態は免れ、津波がくるというので、教職員、生徒達は、近所の白山駅や新潟競技場に避難することになりました。その際に昭和橋が倒壊するのを目の当たりにし、自然の脅威をいやというほど感じました。
 この後、どうなるのかという恐怖心の中、電車が止まってしまったため、新津(駅)まで帰ることが出来なくて、友人の家に泊めてもらうことになりました。
膝上まで水につかった道路を30分近く歩き、たどり着いたその家も床上浸水になっており、布団や畳をニ階に上げる手伝いをし、緊張の夜を過ごしたことを思いだします。

高校3年初夏の一生忘れられない出来事です(この地震のため、楽しみにしていた剣道部県大会初出場が辞退となったという残念な思い出があります)………
 
 西日本豪雨による死者は225名(7月20日発表)となりました。心よりご冥福をお祈り致します。
地震国、災害国の日本で新潟地震から54年、その間に多くの災害が起きています。
その都度、「被害が大きくなる」と感じているのは私だけでしょうか?
この間、「いかに防災が進んだのか」「緊急避難指示をもっと早くやれば、被害は、少なく抑えられたのではないか」ともっと真剣な議論が求められます。
「災害は忘れたころにやってくる」でなく、「災害は忘れる前にやってくる」ようになりました。まだまだ西日本豪雨の対応に追われているさなか、迷走する台風12号が襲い各地に二次被害を起こしています。
 我が蔵、我が家も「のど元過ぎれば熱さ忘れる」になっているような気がします。
 「貯蔵庫の商品は大丈夫か」「ガラス瓶の在庫は整理されているか」「在庫製品のバラは整頓されているか」蔵元は、どれ一つ無くとも製造ができません。
「酒を飲んでいる場合か」という声が聞こえそうですが、「一日の疲れを少しでも癒すための酒造り」を続けるために、今一度足元を見直そうと思います。

<舞姫が参加する8月のイベント>
8月3日4日5日 八王子まつり に参加(はちぷろコーナーで髙尾の天狗販売)
8月17日~23日 羽田空港 国際線免税店にて試飲販売会
8月23日~29日 京急上大岡店にて試飲販売会
     (23日斎藤、24日石井、25日塚本、26日石井、27日28日29日鴨下が伺います)
8月28日~30日 外食ビジネスウイーク2018(於:東京ビッグサイト)
    *日本最大級、外食産業の食品、飲料、酒類、設備等の展示商談会です。
    28日斎藤、宮坂 29日斎藤、磯崎、宮坂 30日塚本、宮坂が参加します。

<文責:塚本>